医療法人社団白羽会つばさ在宅クリニックと千葉徳洲会病院は、第1回となる合同のELNEC-Jコアカリキュラム看護師育成プログラムを開催いたしました。

当法人は「手を伸ばせば あなたがいる」という理念のもと、患者様お一人おひとりに寄り添った在宅医療を提供しています。その理念を具現化するため、看護スタッフは日々研鑽を重ね、より良いケアの実現に向けて努力を続けています。今回の研修もその取り組みの一環として、看護の質のさらなる向上を目指して実施されました。

本プログラムでは、日本緩和医療学会が推進する専門的なカリキュラムに基づき、「エンド・オブ・ライフ・ケアにおける看護の基本」「痛みと症状のマネジメント」「倫理的問題への対応」など、実践的な内容を学びました。

特に、ケーススタディやロールプレイングを用いたグループワークでは、参加者それぞれが現場での経験を共有し合い、患者様とそのご家族の気持ちにより深く寄り添うためのスキルを磨きました。

さらに、「高齢者のエンド・オブ・ライフ・ケア」「喪失・悲嘆・死別へのケア」「文化への配慮」など、エンド・オブ・ライフ・ケアに必要な幅広い知識を深める機会となりました。

当法人の看護師からは、「この研修で学んだことを日々の看護に活かし、患者様お一人おひとりの想いに、より一層寄り添っていきたい」という声が聞かれました。
私たちは、このような学びの機会を大切にしながら、「手を伸ばせば あなたがいる」という理念の実現に向けて、今後も精進してまいります。

当法人と千葉徳洲会病院は、今後も医療連携を深めながら、地域における終末期医療の質向上に努めてまいります。
患者様とそのご家族に、より良い医療とケアを提供できる人材の育成を、継続的に行ってまいります。

※ELNEC-J:End-of-Life Nursing Education Consortium-Japan(終末期看護教育プログラム)の略称