今月の特別食は、9月16日の敬老の日に開催、季節の素材を使ったフレンチ料理となりました。
メニューは、「じゃが芋とサーモンの包み焼き」、「鴨の胸肉 ぶどう仕立て」、「枝豆のポタージュ」、「桃のムース」、そして「プティ パン」と豪華な内容となっています。
当施設では、常食、一口大食、刻み食、ソフト食と様々な食事形態に対応しており、毎回特別食も全ての形態で提供しております。
また、お皿に関しても、ご入居者様のADLに合わせて、軽い器や持ちやすい器を使用しています。
まずはじめに「じゃが芋とサーモンの包み焼き」は、千切りにしたじゃが芋をサーモンに丁寧に巻いて、フライパンで香ばしく焼き上げていきます。
ソフト食も同様の素材を使い味は勿論見た目もできる限り同じ様に見えるよう調理していきます。
メインディッシュの「鴨の胸肉 ぶどう仕立て」は、前日から一旦焼いたものをソースと一緒に真空パックで保存し、味をじっくりと染み込ませ、当日に低温調理で仕上げ、鴨肉の香ばしさとぶどうの甘酸っぱさが絶妙に調和した一品となるよう仕上げていいきます。
ソースにはビネガーを使用しており、ソフト食の場合も、しっかりと胸肉とビネガーの味が調和するように混ぜ合わせ、味を整えていきます。
ここで、料理人が手間を惜しまず調理する様子を一部ではありますがご覧ください。
ご入居者様からは「赤ワインが飲みたくなるね」という声も聞かれ、大変好評でした。
「枝豆のポタージュ」は、料理人が一つ一つ丁寧に豆の薄皮をむいて濾したこだわりの一品。
むいた枝豆と隠し味に玉ねぎを煮込み、素材の味を最大限に引き出した美味しい一品に仕上がりました。
このエピソードを聞いたご入居者様からは、「そんなに丹精込めて作ってくれたからこんなに美味しいんだね」と感謝の言葉をいただきました。
枝豆本来の甘みと風味を存分に引き出し、なめらかな口当たりのポタージュに仕上げました。
デザートの「桃のムース」は、今が旬の桃を使用。上にかけるソースは、着色料ではなく桃の皮を煮出した素材のピンクを使用しています。
桃の甘い香りと口の中で溶けるようなムースの食感が、食事の締めくくりにピッタリでした。
食事中は、ご入居者様同士で会話が弾み、「いつもと違う雰囲気でとても楽しい」「また来月の特別食も楽しみにしているよ」など、嬉しいお言葉をたくさんいただきました。
皆様の笑顔を見ると、私たちスタッフも心から喜びを感じます。
これからも、季節の素材を活かした美味しい料理で、ご入居者の皆様に楽しんでいただけるよう努めてまいります。
次回の特別食もお楽しみに!